BtoBサブスクビジネス実態調査2023 -「モノ」のサブスクならではの傾向が明らかに

BtoBサブスクビジネス実態調査を開始して、今回で3回目となります。

この数年で、様々なサブスクリプションサービスが登場し、いまや小学生でも 「サブスク」がわかる時代になりました。

サブスクリプション型ビジネス市場は、今後もさらなる拡大が予測されており、 最近は、これまでサブスクリプションサービスでは難しいと考えられていた製品 やサービスが、サブスクリプションサービスとして提供され始めるケースを目に するようになってきました。

そこで今回の実態調査では、無形商材に加えて、有形商材に関わるサブスクリプション型ビジネスの調査を行いました。

有形商材ならではの傾向も明らかになり、また前回との比較を加えることで、近年の変化も俯瞰できる内容となっており、これまで以上に興味深い調査結果となっています。

本調査の結果が、サブスクリプションサービスを現在提供している事業者様、またはこれからサブスクリプション型ビジネスを始める事業者様にとってヒントとなれば幸いです。

BtoBサブスクリプションサービスの提供状況

提供しているサービスの分類

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無形商材であるITサービスやコンテンツの回答が多くを占めていますが、前回の調査と比較して、「モノ」のサブスクの割合が増えていることが読み取れます。昨年の結果でも、ウォーターサーバーやパソコンといった「モノ」のサブスクが提供されていましたが、今回は、さらに、最近耳にすることが多くなってきた産業機械や医療機器などのサブスクが増えてきていることが推察されます。

「モノ」のサブスクとして提供している商材

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モノのサブスクビジネスでは、「機械・設備・車」という回答が最も多くなりました。また、「IoT」には通信機能を具備した設備や産業用ドローンを提供している企業からの回答も含まれています。

提供しているサブスクサービスは新規ビジネスですか?

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前回の調査と比較して「既存ビジネスから移行」したサブスクが増えています。最初からサブスクを意識したビジネスとして参入している企業に加えて、既存ビジネスのサブスク化による参入が増えていると読み取れます。

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提供しているサービス分類別に、既存ビジネスからの移行と新規ビジネスの割合を見てみましょう。

ITサービスでは「既存ビジネスからの移行」が49%、「新規ビジネス」51%、コンテンツでは既存が52%、新規が48%となっており、既存と新規の割合に大きな差が見られない一方で、モノにおいては、既存が64%、新規が36%と、「既存ビジネスからの移行」が「新規ビジネス」の倍近い結果となりました。

これは、機器や設備など、これまで売り切り型モデルで販売していた既にある資産を活かすことによってサブスクビジネスへの切り替えが容易であることが背景にあると推測されます。

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  • サービス提供開始からの年数 [前回比較アリ]
  • ターゲット顧客の企業規模 [前回比較アリ]
  • 重要視しているビジネス指標 [前回比較アリ]
  • 競合と差別化しているポイント [前回比較アリ]
  • サービス立ち上げ時の苦労
  • 提供開始後の課題
  • 請求や契約の管理手法
  • 顧客増加に向けた取り組み
    など

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BtoBサブスクビジネス実態調査2023 ダウンロード

関連リンク:

前回調査した2022年版の記事は、以下よりご覧いただけます。

BtoBサブスクビジネスの販売管理は「ソアスク」

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サブスク管理システム「ソアスク」なら、サブスクリプション型ビジネスの販売管理における、見積、契約、売上、請求等の業務プロセスとビジネスのKPI可視化を効率化します。

この記事のライター
サビ研編集部 オプロボット
サビ研編集部 オプロボット

サブスクリプションビジネス研究のため、サブスクの情報だけを発信し続けます。

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サビ研編集部 オプロボット
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サブスクリプションビジネス研究のため、サブスクの情報だけを発信し続けます。

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